婚約者には愛する人ができたようです。捨てられた私を救ってくれたのはこのメガネでした。
その様子を見ていたエメレンスは少しだけ心配になってしまう。まるで彼女が、童話に出てくる言葉を失った人魚姫のように見えてしまったから。
「ディア、大丈夫か?」
「あ、はい……。あまりにも、突然のことで。その、驚いてしまって」
カチャリと音を立てて、リューディアは眼鏡を押し上げた。
「突然、このようなことを言って、驚かせてしまって、すまない。だけど、今、言ったことはボクの本当の気持ちだから。ディアが、兄上と婚約していた時からずっと君のことが好きだった……」
「ですが、わたくしはこのように醜い女です。それが理由で、モーゼフ殿下からは婚約を解消されました」
エメレンスはゆっくりと首を横に振る。
「前から言っていただろう? その、美醜というのは人による感覚によって左右されるものだって。ボクはディアのことが醜いとは思わない。ボクにとってはとても素敵な女性だ」
「ディア、大丈夫か?」
「あ、はい……。あまりにも、突然のことで。その、驚いてしまって」
カチャリと音を立てて、リューディアは眼鏡を押し上げた。
「突然、このようなことを言って、驚かせてしまって、すまない。だけど、今、言ったことはボクの本当の気持ちだから。ディアが、兄上と婚約していた時からずっと君のことが好きだった……」
「ですが、わたくしはこのように醜い女です。それが理由で、モーゼフ殿下からは婚約を解消されました」
エメレンスはゆっくりと首を横に振る。
「前から言っていただろう? その、美醜というのは人による感覚によって左右されるものだって。ボクはディアのことが醜いとは思わない。ボクにとってはとても素敵な女性だ」