婚約者には愛する人ができたようです。捨てられた私を救ってくれたのはこのメガネでした。
「その。ディア。あの、その。別に、君の気持ちを確かめるわけではないんだけど。その、口づけをしてもいいだろうか……」
はい、と恥ずかしそうに俯くリューディア。エメレンスはそっと彼女の頬に手を寄せ、その顔に自分の顔を近づけようとした、とき。
「あ……」
突然、リューディアの表情が変わった。エメレンスはがくっと肩を落とす。だが、すぐに尋ねる。
「どうかしたの?」
「例の、クズ石置き場に誰かが侵入したようです」
「クズ石置き場って、事務所や現場とは反対方向だよね」
「はい。ただのクズ石置き場ですから。目立たない場所にあります」
「ここからだと距離があるな……」
エメレンスはぶつくさと何やら文句を言っている。
はい、と恥ずかしそうに俯くリューディア。エメレンスはそっと彼女の頬に手を寄せ、その顔に自分の顔を近づけようとした、とき。
「あ……」
突然、リューディアの表情が変わった。エメレンスはがくっと肩を落とす。だが、すぐに尋ねる。
「どうかしたの?」
「例の、クズ石置き場に誰かが侵入したようです」
「クズ石置き場って、事務所や現場とは反対方向だよね」
「はい。ただのクズ石置き場ですから。目立たない場所にあります」
「ここからだと距離があるな……」
エメレンスはぶつくさと何やら文句を言っている。