婚約者には愛する人ができたようです。捨てられた私を救ってくれたのはこのメガネでした。
「お兄さま」
扉を開けると同時に、先に来ているはずの兄を呼ぶ。
「どうしたんだい、ディア。朝から、騒々しい。って、眼鏡はどうしたんだい?」
ヘイデンは真っ先に彼女が眼鏡をかけていないことに気付いた。彼女が眼鏡無しでこうやってここまで来たことが、ヘイデンにとっても信じられないという思い。
「それよりも、お兄さまに見てもらいたいものがあるのです」
事務所内には他にも人がいる。ここでブルースの名前を出すことも「犯人」という言葉を使うことも、リューディアは避けた。とにかくヘイデンさえ連れ出せばいい。
「おいおい、もう少し落ち着け」
リューディアに腕を引っ張られるようにして外へ出てきたヘイデンは苦笑を浮かべている。
「お兄さま。今、レンさまがクズ石置き場で犯人を取り押さえています。すぐに、わたくしと一緒にきてください」
「なんだって?」
ここでヘイデンは、この妹が眼鏡もかけずに急いで自分を呼びにきたことの理由を知り、納得した。
「わかった、急いでクズ石置き場へ向かおう」
走り出そうとする兄の腕をがっしりと掴んだリューディアは。
「空間転移します」
そのまま、先ほどと同じように空間転移魔法を使ってしまう。
扉を開けると同時に、先に来ているはずの兄を呼ぶ。
「どうしたんだい、ディア。朝から、騒々しい。って、眼鏡はどうしたんだい?」
ヘイデンは真っ先に彼女が眼鏡をかけていないことに気付いた。彼女が眼鏡無しでこうやってここまで来たことが、ヘイデンにとっても信じられないという思い。
「それよりも、お兄さまに見てもらいたいものがあるのです」
事務所内には他にも人がいる。ここでブルースの名前を出すことも「犯人」という言葉を使うことも、リューディアは避けた。とにかくヘイデンさえ連れ出せばいい。
「おいおい、もう少し落ち着け」
リューディアに腕を引っ張られるようにして外へ出てきたヘイデンは苦笑を浮かべている。
「お兄さま。今、レンさまがクズ石置き場で犯人を取り押さえています。すぐに、わたくしと一緒にきてください」
「なんだって?」
ここでヘイデンは、この妹が眼鏡もかけずに急いで自分を呼びにきたことの理由を知り、納得した。
「わかった、急いでクズ石置き場へ向かおう」
走り出そうとする兄の腕をがっしりと掴んだリューディアは。
「空間転移します」
そのまま、先ほどと同じように空間転移魔法を使ってしまう。