婚約者には愛する人ができたようです。捨てられた私を救ってくれたのはこのメガネでした。
ヘイデンがレンの名を口にすると、さらにブルースの顔は青く染まっていく。むしろ、青を通り越して真っ白に。
「え、えめれんす、でんか……」
ブルースですらその名前は耳にしたことがある。だけど、姿を拝んだことは無い。知っているのは名前だけ。
「ブルース。君からはたっぷりと話を聞く必要がありそうだ。悪いが、とことん俺に付き合ってもらうよ?」
「隊長……。すいません……。オレ、こんなことになるとは思ってなかった。ただ、あれなんです。その、クズ石を盗んで渡せば、このシャルコの鉱山をでっかくしてやるって言われて。それに、オレの両親も……」
「誰に言われたんだ?」
「それは、あいつですよ。隊長がここに来る前、ここの責任者だったやつ。オレ、そいつに脅されて……」
ヘイデンの前のシャルコの責任者。それを聞いたヘイデンは眉間に皺を寄せる。まさかここでその人物を聞くとは思ってもいなかった。いや、むしろ好都合だ。
「つまり、ブルース。君は、この現場の前責任者であるフニペロ・メイソンに脅されて、クズ石を盗んでいたということだな」
ヘイデンの言葉に、ブルースはこくこくと小刻みに頷いた。まるで壊れた首振り人形のように。
「え、えめれんす、でんか……」
ブルースですらその名前は耳にしたことがある。だけど、姿を拝んだことは無い。知っているのは名前だけ。
「ブルース。君からはたっぷりと話を聞く必要がありそうだ。悪いが、とことん俺に付き合ってもらうよ?」
「隊長……。すいません……。オレ、こんなことになるとは思ってなかった。ただ、あれなんです。その、クズ石を盗んで渡せば、このシャルコの鉱山をでっかくしてやるって言われて。それに、オレの両親も……」
「誰に言われたんだ?」
「それは、あいつですよ。隊長がここに来る前、ここの責任者だったやつ。オレ、そいつに脅されて……」
ヘイデンの前のシャルコの責任者。それを聞いたヘイデンは眉間に皺を寄せる。まさかここでその人物を聞くとは思ってもいなかった。いや、むしろ好都合だ。
「つまり、ブルース。君は、この現場の前責任者であるフニペロ・メイソンに脅されて、クズ石を盗んでいたということだな」
ヘイデンの言葉に、ブルースはこくこくと小刻みに頷いた。まるで壊れた首振り人形のように。