9度目の人生、聖女を辞めようと思うので敵国皇帝に抱かれます
(これが、オルバンス城……)
たどり着いた広大な城を前に、セシリアは委縮した。
緑豊かな森に囲まれた、重厚かつ巨大な要塞城である。
敷地面積は、エンヤード城のおよそ三倍はあるだろうか。
幾重もの棟が軒を連ね、物々しい雰囲気を醸し出している。
巨大なアーチ門をくぐれば、数多の人が行き交っており、まるで巨大な街に来た気分だ。
セシリアはさっそく、後宮に通された。
後宮は、薔薇の咲き誇る中庭を囲むようにして建てられた、渡り廊下で連なった三棟の塔だった。
城内の他の場所とは違って、色彩にあふれ、優雅な雰囲気に満ちている。
後宮敷地に一歩足を踏み入れれば、数多の妃たちとすれ違った。
どの妃も赤や紫などの艶やかなドレスで着飾り、妖艶な仕草で、甘い芳香を漂わせている。
セシリアが通ると、ヒソヒソと耳打ちし合いながら、扇子越しにこちらに視線を送ってきた。
たどり着いた広大な城を前に、セシリアは委縮した。
緑豊かな森に囲まれた、重厚かつ巨大な要塞城である。
敷地面積は、エンヤード城のおよそ三倍はあるだろうか。
幾重もの棟が軒を連ね、物々しい雰囲気を醸し出している。
巨大なアーチ門をくぐれば、数多の人が行き交っており、まるで巨大な街に来た気分だ。
セシリアはさっそく、後宮に通された。
後宮は、薔薇の咲き誇る中庭を囲むようにして建てられた、渡り廊下で連なった三棟の塔だった。
城内の他の場所とは違って、色彩にあふれ、優雅な雰囲気に満ちている。
後宮敷地に一歩足を踏み入れれば、数多の妃たちとすれ違った。
どの妃も赤や紫などの艶やかなドレスで着飾り、妖艶な仕草で、甘い芳香を漂わせている。
セシリアが通ると、ヒソヒソと耳打ちし合いながら、扇子越しにこちらに視線を送ってきた。