9度目の人生、聖女を辞めようと思うので敵国皇帝に抱かれます
とにかく、エンリケを呼ぶまでもなく、彼女が駆けつけてくれたのは幸運である。
「ちょうどいいところに来てくれた。舌に魔法班のようなものが出ているらしい。魔力熱による発熱かどうか、診てくれないか」
「分かったわ」
ジゼルはすぐに両手を重ね、横たわるセシリアの胸のあたりにかざした。
白い光が、わずかにセシリアを包み込む。
治癒魔法の一種で、体内に宿る魔法量を探る魔法だ。
魔力熱に侵されている者は、反応が顕著に出る。
それからジゼルは表情を険しくすると、セシリアの口の中を覗き込んだ。
銀色の瞳が、みるみる見開かれる。
「これは……なんてこと……」
「どうした? 何か分かったのか?」
デズモンドが詰め寄ると、ジゼルはごくりと喉を鳴らし、「信じられないわ……」とか細い声でつぶやいた。
「ちょうどいいところに来てくれた。舌に魔法班のようなものが出ているらしい。魔力熱による発熱かどうか、診てくれないか」
「分かったわ」
ジゼルはすぐに両手を重ね、横たわるセシリアの胸のあたりにかざした。
白い光が、わずかにセシリアを包み込む。
治癒魔法の一種で、体内に宿る魔法量を探る魔法だ。
魔力熱に侵されている者は、反応が顕著に出る。
それからジゼルは表情を険しくすると、セシリアの口の中を覗き込んだ。
銀色の瞳が、みるみる見開かれる。
「これは……なんてこと……」
「どうした? 何か分かったのか?」
デズモンドが詰め寄ると、ジゼルはごくりと喉を鳴らし、「信じられないわ……」とか細い声でつぶやいた。