9度目の人生、聖女を辞めようと思うので敵国皇帝に抱かれます
「デズモンド様とジゼルは、間違ってもそんな仲ではありませんよ。ジゼルは三度の飯よりも魔法が大好きなただの魔法オタクですからね。常識外れなところがあるし、正妃になるなどとんでもない。その常識を逸したオタクっぷりには、父上も日ごろから嘆かれています」
ベンジャミンが、そう言葉を挟んでくる。
「でも、デズモンド様ととても親密な雰囲気でしたし……」
「親密だと? 何を見てそんなことを思うんだ」
デズモンドが、心底不快そうに、眉間に皺を寄せる。
「俺が特別な目で見ているのは君だけだ。正妃に関しては好き勝手噂させていたが、ベンジャミンの言うように、実際はジゼルとどうこうなどあり得ない」
真剣な眼差しで言われ、今度こそセシリアの疑念は晴れた。
(それはつまり、私はこの方を独占できるってこと?)
ベンジャミンが、そう言葉を挟んでくる。
「でも、デズモンド様ととても親密な雰囲気でしたし……」
「親密だと? 何を見てそんなことを思うんだ」
デズモンドが、心底不快そうに、眉間に皺を寄せる。
「俺が特別な目で見ているのは君だけだ。正妃に関しては好き勝手噂させていたが、ベンジャミンの言うように、実際はジゼルとどうこうなどあり得ない」
真剣な眼差しで言われ、今度こそセシリアの疑念は晴れた。
(それはつまり、私はこの方を独占できるってこと?)