9度目の人生、聖女を辞めようと思うので敵国皇帝に抱かれます
いつもは冷静で大人な彼が、己の裸身を見て欲情をむき出しにする様子は、たまらなくうれしい。
「デズモンド様。早く触れてください……」
こらえきれず、心のままにそう告げると、彼の喉元がゴクリと蠢いた。
すぐに唇が重ねられる。
ふわっとかすめるようなささやかなキスが、次第に水気を帯びた、濃厚なものへと変わっていく。
彼の熱に、全身が溶かされる。
彼の愛に、すべてが貫かれる。
「セシリア……っ! 愛している……」
額に汗を滲ませ、荒々しい息を吐き出しつつ動く彼の背中を、セシリアはきつくきつく抱きしめた。
そして目を閉じ、例えようのない幸福感を全身で受け止める。
「デズモンド様。早く触れてください……」
こらえきれず、心のままにそう告げると、彼の喉元がゴクリと蠢いた。
すぐに唇が重ねられる。
ふわっとかすめるようなささやかなキスが、次第に水気を帯びた、濃厚なものへと変わっていく。
彼の熱に、全身が溶かされる。
彼の愛に、すべてが貫かれる。
「セシリア……っ! 愛している……」
額に汗を滲ませ、荒々しい息を吐き出しつつ動く彼の背中を、セシリアはきつくきつく抱きしめた。
そして目を閉じ、例えようのない幸福感を全身で受け止める。