若い身空で老人と結婚することになりましたが実は呪いをかけられた王子様でした
その日の夜。
マリーは教会では、今までずっとリリアンと同じ部屋で過ごして来たので、初めての一人部屋に落ち着くことが出来ず、なかなか寝付くことが出来なかった。
ふとドアの方を見ると、扉の下からほのかに明かりが漏れていた。
マリーはベッドから出て、ドアを開けた。
すると、テーブルで木工作品を作っていたトムが、マリーに気づき、
「マリーさん、眠れないのですか?」
と、声をかけてきた。
「ええ。邪魔をしてしまってすみません。」
と、マリーは申し訳なさそうに言った。
「謝る必要はありません。いきなり環境が変わりましたからね。温かいミルクでも入れましょう。」
と言い、席を立つと、小さなお鍋でミルクを温め始めた。
マリーは、席に着くと、机の上に置かれたトムの作りかけの木工作品を眺めた。
まだ作り始めたばかりのようで、何を作っているのか想像がつかない。
マリーがぼんやりと木工作品を眺めていると、
「はい、マリーさん。熱いから気を付けて。」
と言って、トムがミルクの入った木で出来たカップをごとりと机の上に置いた。
「ありがとうございます。トムさん。」
と、マリーはお礼を言うと、両手でカップを持ち上げ、ふうふうと息を吹きかけてから、恐る恐るカップに口をつけた。
「甘い!とっても美味しいです!」
と、トムに向かって言った。トムは、にこやかに、
「はちみつを入れたんですよ。疲れている時は甘いものがいいと言いますからね。お口に合ってよかったです。」
と、言った。
マリーはトムの優しさに触れ、隠し事はしない方がいいと思い、思い切って自分の生い立ちにについて、話し始めた。
マリーは教会では、今までずっとリリアンと同じ部屋で過ごして来たので、初めての一人部屋に落ち着くことが出来ず、なかなか寝付くことが出来なかった。
ふとドアの方を見ると、扉の下からほのかに明かりが漏れていた。
マリーはベッドから出て、ドアを開けた。
すると、テーブルで木工作品を作っていたトムが、マリーに気づき、
「マリーさん、眠れないのですか?」
と、声をかけてきた。
「ええ。邪魔をしてしまってすみません。」
と、マリーは申し訳なさそうに言った。
「謝る必要はありません。いきなり環境が変わりましたからね。温かいミルクでも入れましょう。」
と言い、席を立つと、小さなお鍋でミルクを温め始めた。
マリーは、席に着くと、机の上に置かれたトムの作りかけの木工作品を眺めた。
まだ作り始めたばかりのようで、何を作っているのか想像がつかない。
マリーがぼんやりと木工作品を眺めていると、
「はい、マリーさん。熱いから気を付けて。」
と言って、トムがミルクの入った木で出来たカップをごとりと机の上に置いた。
「ありがとうございます。トムさん。」
と、マリーはお礼を言うと、両手でカップを持ち上げ、ふうふうと息を吹きかけてから、恐る恐るカップに口をつけた。
「甘い!とっても美味しいです!」
と、トムに向かって言った。トムは、にこやかに、
「はちみつを入れたんですよ。疲れている時は甘いものがいいと言いますからね。お口に合ってよかったです。」
と、言った。
マリーはトムの優しさに触れ、隠し事はしない方がいいと思い、思い切って自分の生い立ちにについて、話し始めた。