若い身空で老人と結婚することになりましたが実は呪いをかけられた王子様でした

マリーは、あまりの出来事に一体何が起きているのか精査しようと、先ほどの事を思い出すことにした。

トムは血だらけで、服にも大量の血がついていた。しかし、青年の服には血どころか傷も何ひとつなかった。しかし、青年が着ていた服はトムが着ていたものだった。しかもトムより背が高い分、腕や足がはみ出していた。

マリーは、立ち上がると、部屋を見渡し驚いた。トムはあれほど大量に血を流したのにも関わらず、部屋には血痕が全くなかったのだ。

マリーは、

「私、きっと悪い夢をみているんだわ。」

と。つぶやくと、ベッドに倒れこむように突っ伏した。昨晩からほとんど眠れていなっかったせいもあり、マリーはすぐに睡魔に襲われた。

「きっと、次目覚めたら、何もかも元に戻ってる・・は・・ず・・・。」



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