若い身空で老人と結婚することになりましたが実は呪いをかけられた王子様でした
「マリーさん、食べながらでいいので、信じる信じないは別として、とりあえず私の話を聞いていただけませんか?」
と、青年が申し訳なさそうに言った。
「・・・分かりました。聞くだけなら・・・。」
と、マリーは返事をした。
青年は、いつもトムが座るマリーの正面の席に座ると、ゆっくりと話し始めた。
「私の名前は、トーマス三世、この国の、ウッドベリー王国の第一王子です。」
「・・・っぐ。」
マリーは突然の告白にパンが喉に詰まりかけた。マリーは胸を軽く叩きながら、
「ごめんなさい。・・・続けてください。」
と、話を続けるよう促した。青年は大きく頷くと、話を続けた。
「近隣諸国との和平を保つ為に、代々、王族達は姫が生まれると、王子が生まれた国に嫁がせる習わしがあって。でも、この国と隣り合わせの二つの国で2人の姫が誕生したんだ。ベリーナ王国の1才のマリアンヌ姫とシーロック王国の8才のビーナ姫だ。私もその時はまだ8歳だったが、両方の国に誕生祝いに行った時に、そのうちのベリーナ王国の姫と婚約したんだ。まだ赤ん坊だったが、私の指を強く握ってきてね。笑顔のかわいらしい姫を見て、不思議とこの子を一生守らなければという気持ちになって。でも、婚約が決まって三日後に、その姫はまだ赤ん坊なのに、行方不明になったんだ。」
「え?行方不明?」
「ああ。聞くところによると、乳母が連れ去ったとか。国中を探し回ったが、何一つ手掛かりがないままで。」
「そんな・・・。」
「その後、もう一つの国が、婚約しろと毎年毎年迫ってきてね。でも、私は拒否し続けたんだ。そして、私が20歳になった時、断り続けてきた国の姫が城に乗り込んできて直接私に婚約を迫ったんだ。もちろん私は断ったんだ。」
と、青年が申し訳なさそうに言った。
「・・・分かりました。聞くだけなら・・・。」
と、マリーは返事をした。
青年は、いつもトムが座るマリーの正面の席に座ると、ゆっくりと話し始めた。
「私の名前は、トーマス三世、この国の、ウッドベリー王国の第一王子です。」
「・・・っぐ。」
マリーは突然の告白にパンが喉に詰まりかけた。マリーは胸を軽く叩きながら、
「ごめんなさい。・・・続けてください。」
と、話を続けるよう促した。青年は大きく頷くと、話を続けた。
「近隣諸国との和平を保つ為に、代々、王族達は姫が生まれると、王子が生まれた国に嫁がせる習わしがあって。でも、この国と隣り合わせの二つの国で2人の姫が誕生したんだ。ベリーナ王国の1才のマリアンヌ姫とシーロック王国の8才のビーナ姫だ。私もその時はまだ8歳だったが、両方の国に誕生祝いに行った時に、そのうちのベリーナ王国の姫と婚約したんだ。まだ赤ん坊だったが、私の指を強く握ってきてね。笑顔のかわいらしい姫を見て、不思議とこの子を一生守らなければという気持ちになって。でも、婚約が決まって三日後に、その姫はまだ赤ん坊なのに、行方不明になったんだ。」
「え?行方不明?」
「ああ。聞くところによると、乳母が連れ去ったとか。国中を探し回ったが、何一つ手掛かりがないままで。」
「そんな・・・。」
「その後、もう一つの国が、婚約しろと毎年毎年迫ってきてね。でも、私は拒否し続けたんだ。そして、私が20歳になった時、断り続けてきた国の姫が城に乗り込んできて直接私に婚約を迫ったんだ。もちろん私は断ったんだ。」