若い身空で老人と結婚することになりましたが実は呪いをかけられた王子様でした
トーマス王子は、軽めの夕食を準備すると、マリーを起こしに扉をノックした。
しかし、返事がない。

トーマス王子は、

「マリーさん、開けますよ?」

と言って、扉を開けると、マリーがベットの上でひどくうなされていた。
呼吸も荒く、汗びっしょりで顔も火照っていた。
トーマス王子は、マリーの額にそっと手を当てた。

「すごい熱だ…。」

トーマス王子は、布をぬらして絞ると、マリーの額に当てた。そして、飲み水をサイドテーブルに置くと、マリーに、

「マリーさん、医者を呼んできます。少しの間、留守にします。」

と言って、しっかりと戸締まりをすると、大急ぎで医者を呼びに行った。


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