Rain or Shine〜義弟だから諦めたのに、どうしたってあなたを愛してしまう〜
 貪るよに激しくキスを交わしながら、お互いの服に手を掛け脱がせていく。

 一糸纏わぬ姿になり、恵介は瑞穂の体を抱き上げ、浴室内に入るとすぐに扉を閉めた。シャワーの音が響く中、熱いキスが続く。

 恵介はボディソープを手に取ると、瑞穂の体を優しく洗いながら、時折彼女が体を震わせると、その部分の上で念入りに指を動かしていく。

 腰を抜かしそうになった瑞穂の足の間に膝を差し入れ体を受け止めると、きつく抱きしめた。

「瑞穂……俺も汗かいたから洗ってくれる?」
「うん、いいよ……」

 瑞穂も同じようにボディソープを手に取り、恵介の体の上を滑らせていく。高校まではラグビー部だった体には、今も筋肉が衰えずについていた。

「私ね、恵介にずっと触れたかった……。お風呂あがりに時々、パンツ一枚で出てきたりしたじゃない? 文句言ってたけど、本当はドキドキを隠すためだったんだ……」
「えっ、そうなの? 知らなかった。素直に『触らせて』って言えば良かったのに。よく学校で男女問わずに触らせてたし」
「そ、そんなこと言えるわけないじゃない!」
「まぁ瑞穂は真面目だし、俺たちは義理の兄弟だからね。そんなことしたら一線を越える可能性だってある……今は越えちゃったけど」

 恵介は瑞穂の片足を持ち上げると、その間にゆっくり指を滑らせ始めた。瑞穂の敏感な部分を弄りながら、中へ入っていく。呼吸が乱れ、力が抜けそうになって恵介の首にしがみついた。
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