心はあなたを探してた
いままでと同じようにアパートまで送ってくれているだけのはずなのに、お互いの距離も近いし何より会話が弾む。

「そうだ。金曜日、泊まって土曜日の朝から遠出するか。朝、着替え持って来れば、うちに運んでおくから。」

「アスレチックは、パスですよ。」

「続けて運動した方がいいけど、今週は水族館とかどうだ?」

「いいですね。」

「じゃあ水族館に行こう。車で行くから、聞きたい曲があれば持って来ていいからな。」

仕事は大変だけど恭輔さんと毎日会えるし、デートも連れて行ってくれる。

私は、少し浮かれているかもしれない。

「恭輔さん、付き合っているなら、私に言いたい事もちゃんと言ってくださいね。お互い我慢は良くないですから。」

そう言った途端、手首を掴まれ、近くのお店の壁に押さえつけられた。

もしかして、これが噂の壁ドンってやつですか?

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