クールな警視正は新妻を盲愛しすぎている
応接室には、奈々子さんと女性刑事さんが一人。
来所予定のお客様には、電話でお詫びして時間を変更してもらった。
そして、私が和人君を中に通した後、閉めたドアの向こうに一人立った。
計六人。皆、私と同じイヤホンとインカムを着けている。
『我々が所内に隠れて監視します。なにをするか、どんな話をするかは指示を出しますから、怖がらず落ち着いて』
事務室に通すのも、お茶を淹れるために席を外すのも、刑事さんの指示だ。
給湯室に入ると、女性刑事さんが二人分のお茶を用意してくれていた。
彼女は、光山と名乗った。
「凛花さん、緊張しないで。あなたは普段通りにお話してください。時任との会話も彼の様子も、私たちが目を光らせていますから」
刑事さんたちは到着してすぐ、私のデスクのパソコンや、事務室の数箇所にカメラを設置した。
光山さんは、スマホでその動画を確認しているようだ。
「はい」
言われたそばから頬が紅潮するのを気にしながら、私は少し硬い表情で返事をした。
デスクに戻ると、和人君は猫背気味に背を丸めて座っていた。
六郎叔父様の事務所で会った時も、こういう姿勢でスマホやポータブル機器でゲームをしていた印象が強い。
私は自分の椅子を引いて腰を下ろしながら、そっと彼を観察した。
来所予定のお客様には、電話でお詫びして時間を変更してもらった。
そして、私が和人君を中に通した後、閉めたドアの向こうに一人立った。
計六人。皆、私と同じイヤホンとインカムを着けている。
『我々が所内に隠れて監視します。なにをするか、どんな話をするかは指示を出しますから、怖がらず落ち着いて』
事務室に通すのも、お茶を淹れるために席を外すのも、刑事さんの指示だ。
給湯室に入ると、女性刑事さんが二人分のお茶を用意してくれていた。
彼女は、光山と名乗った。
「凛花さん、緊張しないで。あなたは普段通りにお話してください。時任との会話も彼の様子も、私たちが目を光らせていますから」
刑事さんたちは到着してすぐ、私のデスクのパソコンや、事務室の数箇所にカメラを設置した。
光山さんは、スマホでその動画を確認しているようだ。
「はい」
言われたそばから頬が紅潮するのを気にしながら、私は少し硬い表情で返事をした。
デスクに戻ると、和人君は猫背気味に背を丸めて座っていた。
六郎叔父様の事務所で会った時も、こういう姿勢でスマホやポータブル機器でゲームをしていた印象が強い。
私は自分の椅子を引いて腰を下ろしながら、そっと彼を観察した。