秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
「ありがとう。だけど、これ以上はもう十分過ぎるわ」
「そうか。荷解きなどもあるだろうから、専属女官の仕事は明日からだ。今日はゆっくり過ごしてくれ」
アズフィール様は鞄をドレッサーの近くまで運んで置くと、労わるようにこんな台詞を残し、部屋を出ていった。
部屋にひとりになると、私はへなへなとベッドに座り込んだ。美しい刺繍が施された絹の寝具で整えられたベッドは、ふんわりと包み込むようなやわらかさで沈み込む。
目も眩むような豪華な王宮内に与えられた、とびきり素敵なお部屋。もちろん心が躍らないと言ったら、嘘になる。けれど、それらへの興奮も霞むくらい、私の心の中はアズフィール様のことでいっぱいだった。全身の不可解な熱も、一向に引いていく気配がなかった。
……おかしいな。私、なんか変だ。
「そうか。荷解きなどもあるだろうから、専属女官の仕事は明日からだ。今日はゆっくり過ごしてくれ」
アズフィール様は鞄をドレッサーの近くまで運んで置くと、労わるようにこんな台詞を残し、部屋を出ていった。
部屋にひとりになると、私はへなへなとベッドに座り込んだ。美しい刺繍が施された絹の寝具で整えられたベッドは、ふんわりと包み込むようなやわらかさで沈み込む。
目も眩むような豪華な王宮内に与えられた、とびきり素敵なお部屋。もちろん心が躍らないと言ったら、嘘になる。けれど、それらへの興奮も霞むくらい、私の心の中はアズフィール様のことでいっぱいだった。全身の不可解な熱も、一向に引いていく気配がなかった。
……おかしいな。私、なんか変だ。