秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
舞踏会の最中だろうか、アズフィール様は目を輝かせ、頬を赤く染めた令嬢たちに囲まれていた。彼は口もとに笑みの形を貼り付けてそつのない対応をしていたけれど、その瞳はどこまでも冷ややかだった。
その時、広間の扉が開き、ひとりの女性が遅れてやって来た。驚くことに女性は、普段とんと袖を通したことのない煌びやかなドレスを身に纏った、私だった。
アズフィール様が令嬢たちとの会話を中断し、首を巡らせて私を見る。
目と目が合った瞬間、アズフィール様の冷めた瞳は一転、萌えるような鮮やかさでキラキラと輝いた。口もとには、作り物ではない自然な笑みが浮かんでいた。
アズフィール様は私の逃げ場を塞いだ策士で、魔王様も真っ青なとんだ腹黒。そうして私が知っている彼の笑顔は、いつだってちょっぴりニヒルな雰囲気が漂っていたはず。
……どうして? なぜ、私を見てそんなに嬉しそうな笑顔を浮かべるの?
その時、広間の扉が開き、ひとりの女性が遅れてやって来た。驚くことに女性は、普段とんと袖を通したことのない煌びやかなドレスを身に纏った、私だった。
アズフィール様が令嬢たちとの会話を中断し、首を巡らせて私を見る。
目と目が合った瞬間、アズフィール様の冷めた瞳は一転、萌えるような鮮やかさでキラキラと輝いた。口もとには、作り物ではない自然な笑みが浮かんでいた。
アズフィール様は私の逃げ場を塞いだ策士で、魔王様も真っ青なとんだ腹黒。そうして私が知っている彼の笑顔は、いつだってちょっぴりニヒルな雰囲気が漂っていたはず。
……どうして? なぜ、私を見てそんなに嬉しそうな笑顔を浮かべるの?