秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
工房横に掲げられた看板を見て、俺はメイサの目的を知った。
「ごめんくださーい」
メイサが工房の中に向かって声を張ると、幾らもせずニコニコと感じの良い笑みを浮かべた青年が顔を出した。
「やぁ、メイサ。待っていたよ」
……ん? この男、以前どこかで会ったことがあるな。
くりくりした赤毛と少し垂れた目が印象的な青年に、既視感を覚えた。
さて、どこでだったか……。
男の方も俺に視線を留めると、ハッと目を見張った。
「ブローム、久しぶりね。……って、どうかした?」
……ブローム? そうだ、樹林公園で出会った赤毛の少年が、たしか金髪の少年から『ブローム』と呼ばれていた。あの時の少年のひとりか……!
メイサの呼びかけで、思い出す。
樹林公園での出会いは、今も色あせない幼少期の大切な記憶だ。しかし、俺の心により強い印象を残したのは金髪の少年であり、成長による面変わりもあって、目の前の青年をすぐにあの時の赤毛の少年と結び付けるには至らなかった。
「ごめんくださーい」
メイサが工房の中に向かって声を張ると、幾らもせずニコニコと感じの良い笑みを浮かべた青年が顔を出した。
「やぁ、メイサ。待っていたよ」
……ん? この男、以前どこかで会ったことがあるな。
くりくりした赤毛と少し垂れた目が印象的な青年に、既視感を覚えた。
さて、どこでだったか……。
男の方も俺に視線を留めると、ハッと目を見張った。
「ブローム、久しぶりね。……って、どうかした?」
……ブローム? そうだ、樹林公園で出会った赤毛の少年が、たしか金髪の少年から『ブローム』と呼ばれていた。あの時の少年のひとりか……!
メイサの呼びかけで、思い出す。
樹林公園での出会いは、今も色あせない幼少期の大切な記憶だ。しかし、俺の心により強い印象を残したのは金髪の少年であり、成長による面変わりもあって、目の前の青年をすぐにあの時の赤毛の少年と結び付けるには至らなかった。