秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
「メイサ様、どうぞこちらから中へ。アズフィール様がお待ちでございます」
どうやら侍従は、アズフィール様から私のことを言づかっていたようだ。
「ありがとう」
私は礼を伝え、会場内へと踏み出した。
私が入場した直後に、扉の近くであがっていた談笑の声がやむ。さらに皆の視線が、なぜか私に集中していた。
……えっ? 遅れてくるのって、そんなに無作法だったのかしら?
居た堪れなくなった私は、やっぱり戻ろうかと踵を返しかけた。
「メイサ!」
会場の奥から響いた呼び声に、パッと目線を向ける。
「アズフィール様……!」
多くの令嬢たちに囲まれたアズフィール様が、私を見つめていた。彼は驚きと喜びが入り混じったような表情を浮かべていた。
アズフィール様は令嬢らをその場に残し、真っ直ぐにこちらに向かって足を踏み出す。私もまた、ドレスの裾を捌いてアズフィール様に歩み寄る。
どうやら侍従は、アズフィール様から私のことを言づかっていたようだ。
「ありがとう」
私は礼を伝え、会場内へと踏み出した。
私が入場した直後に、扉の近くであがっていた談笑の声がやむ。さらに皆の視線が、なぜか私に集中していた。
……えっ? 遅れてくるのって、そんなに無作法だったのかしら?
居た堪れなくなった私は、やっぱり戻ろうかと踵を返しかけた。
「メイサ!」
会場の奥から響いた呼び声に、パッと目線を向ける。
「アズフィール様……!」
多くの令嬢たちに囲まれたアズフィール様が、私を見つめていた。彼は驚きと喜びが入り混じったような表情を浮かべていた。
アズフィール様は令嬢らをその場に残し、真っ直ぐにこちらに向かって足を踏み出す。私もまた、ドレスの裾を捌いてアズフィール様に歩み寄る。