秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
メイサに声をかけ、クイッと手を引く。メイサがドレスの裾をふわりとはためかせて綺麗にターンを決めるのと同時に、楽曲が止んだ。
「上手だ!」
メイサの背中を抱き寄せて告げる。
「もぅっ、急にひどいわ。こっちはダンス初心者なのよ」
メイサは俺を見上げ、不満げにぷぅっと唇を尖らせた。自然体なその表情が愛らしく、自ずと頬が緩んだ。
「なに、君はとても筋がいい。自信を持っていいぞ」
「もう。調子がいいんだから」
メイサとふたりで一旦ホールの端に移り、軽く喉を潤した。
そうして次の曲の始まりを前に、改めてメイサに向かって手を差し伸べた。
「さぁメイサ、もう一曲踊ろう」
「お待ちになって!」
ここで俺とメイサの間に割り入ってくる女がいた。あろうことか、その女はメイサに向かって差し出した俺の手を掴み、無礼にも引き寄せてくるではないか。
掴まれた手を原発として、不快な身体症状が全身を襲う。加えて、突然の無作法への怒りが胸に燃え上がっていた。
「……カミラ、何用だ?」
「上手だ!」
メイサの背中を抱き寄せて告げる。
「もぅっ、急にひどいわ。こっちはダンス初心者なのよ」
メイサは俺を見上げ、不満げにぷぅっと唇を尖らせた。自然体なその表情が愛らしく、自ずと頬が緩んだ。
「なに、君はとても筋がいい。自信を持っていいぞ」
「もう。調子がいいんだから」
メイサとふたりで一旦ホールの端に移り、軽く喉を潤した。
そうして次の曲の始まりを前に、改めてメイサに向かって手を差し伸べた。
「さぁメイサ、もう一曲踊ろう」
「お待ちになって!」
ここで俺とメイサの間に割り入ってくる女がいた。あろうことか、その女はメイサに向かって差し出した俺の手を掴み、無礼にも引き寄せてくるではないか。
掴まれた手を原発として、不快な身体症状が全身を襲う。加えて、突然の無作法への怒りが胸に燃え上がっていた。
「……カミラ、何用だ?」