秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
アズフィール様の声に、奥から返事があった。まだ若い男性の声だった。
耳にした瞬間、ドクンと鼓動が跳ねた。私、この声を知っているわ……!
「殿下。思ったよりもお早かったですね」
奥から姿を現わしたのは、銀髪碧眼の美貌の男……っ、やっぱり!
「其方、姉上の騎士だな?」
「セルジュと申します。殿下の来訪の目的は、こちらでしょうか?」
セルジュがスッと前に差し出した右手。その手には水で満たされた小瓶が握られていた。
……よかった! 私は聖水が無事だったことに、ホッと安堵の息をついた。
探していた聖水は、形のない水。捨てられてしまったら、それこそ回収など不可能だ。絶対に見つけると意気込んでいたが、内心ではすでに捨てられていやしないかと気が気でなかったのだ。
「わかっているなら話は早い。それをこちらに寄越せ」
「これをお渡しするには、条件がございます」
アズフィール様も、セルジュがあえて中身を捨てずにいたことから、彼の良心を疑っていないようだ。
耳にした瞬間、ドクンと鼓動が跳ねた。私、この声を知っているわ……!
「殿下。思ったよりもお早かったですね」
奥から姿を現わしたのは、銀髪碧眼の美貌の男……っ、やっぱり!
「其方、姉上の騎士だな?」
「セルジュと申します。殿下の来訪の目的は、こちらでしょうか?」
セルジュがスッと前に差し出した右手。その手には水で満たされた小瓶が握られていた。
……よかった! 私は聖水が無事だったことに、ホッと安堵の息をついた。
探していた聖水は、形のない水。捨てられてしまったら、それこそ回収など不可能だ。絶対に見つけると意気込んでいたが、内心ではすでに捨てられていやしないかと気が気でなかったのだ。
「わかっているなら話は早い。それをこちらに寄越せ」
「これをお渡しするには、条件がございます」
アズフィール様も、セルジュがあえて中身を捨てずにいたことから、彼の良心を疑っていないようだ。