秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
「いや、もちろん奴は良識を備えた男で、俺の王位を願う言葉にも嘘はないのだろう。だが、奴の本心はもっと単純なのではないかと思ってな」
「え?」
「きっと、嫉妬したのさ。王位に執着する姉上は、他家への降嫁を頑なに拒んできた。しかし、王太女となれば話は違う。即座に、王配になるに相応しい男との縁談が組まれるだろう。奴は王配になれる身分ではない。もしかするとセルジュ自身、自覚はないかもしれんがな」
セルジュ自身、イザベラ様を『憧憬』と表現していたし、私もセルジュがイザベラ様に向ける愛情は、透き通るような綺麗なものをイメージしていた。アズフィール様の見解は、まさに不意打ちだった。
「……嫉妬。そんな考え方もあるのね」
「愛は綺麗なばかりではない。愛した瞬間から、寛容と狭量のせめぎ合いだ。相手の望みをすべて叶えてやりたいと思いながら、一方で、身も心も自分だけを向かせておきたいと望んでしまう」
真に迫るアズフィール様の言葉に、なぜか喉がゴクリと鳴った。
「え?」
「きっと、嫉妬したのさ。王位に執着する姉上は、他家への降嫁を頑なに拒んできた。しかし、王太女となれば話は違う。即座に、王配になるに相応しい男との縁談が組まれるだろう。奴は王配になれる身分ではない。もしかするとセルジュ自身、自覚はないかもしれんがな」
セルジュ自身、イザベラ様を『憧憬』と表現していたし、私もセルジュがイザベラ様に向ける愛情は、透き通るような綺麗なものをイメージしていた。アズフィール様の見解は、まさに不意打ちだった。
「……嫉妬。そんな考え方もあるのね」
「愛は綺麗なばかりではない。愛した瞬間から、寛容と狭量のせめぎ合いだ。相手の望みをすべて叶えてやりたいと思いながら、一方で、身も心も自分だけを向かせておきたいと望んでしまう」
真に迫るアズフィール様の言葉に、なぜか喉がゴクリと鳴った。