秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
「なんで生まれてきたのよ? 私は弟なんていらなかったのに……っ!」
ついに私の手が、卓上の花瓶に届く。
……よしっ!
私は花瓶を両手に掴み、ダッと駆け出す。
「お前は、生まれてきたのがそもそもの間違いなのよ。死ね、アズフィール……!」
イザベラ様が左手に握った炎石に念じて燃やす。それが火薬の入った袋の中に落ちる直前──。
──バシャンッ!!
「ふざけるなっ! 生まれてきたのが間違いだなんて、そんな命はひとつだってない!!」
私はイザベラ様の前に飛び出して行って、両手で掴んだ花瓶の水をイザベラ様が握った袋に向かってぶちまけた。
直後に燃焼する炎石が袋の中に落ちるが、私の目論見通り火薬は水に濡れて発火には至らなかった。
……やったわ! これでもう心配いらない!
「なっ!? 邪魔をするな小娘──!!」
火薬さえ駄目にしてしまえばなんとかなると、私の中に油断があったのかもしれない。そんな一瞬の隙を突かれ、イザベラ様が渾身の力で私に飛び掛かってくる。
ついに私の手が、卓上の花瓶に届く。
……よしっ!
私は花瓶を両手に掴み、ダッと駆け出す。
「お前は、生まれてきたのがそもそもの間違いなのよ。死ね、アズフィール……!」
イザベラ様が左手に握った炎石に念じて燃やす。それが火薬の入った袋の中に落ちる直前──。
──バシャンッ!!
「ふざけるなっ! 生まれてきたのが間違いだなんて、そんな命はひとつだってない!!」
私はイザベラ様の前に飛び出して行って、両手で掴んだ花瓶の水をイザベラ様が握った袋に向かってぶちまけた。
直後に燃焼する炎石が袋の中に落ちるが、私の目論見通り火薬は水に濡れて発火には至らなかった。
……やったわ! これでもう心配いらない!
「なっ!? 邪魔をするな小娘──!!」
火薬さえ駄目にしてしまえばなんとかなると、私の中に油断があったのかもしれない。そんな一瞬の隙を突かれ、イザベラ様が渾身の力で私に飛び掛かってくる。