秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
「セルジュは先ほどまで聴取に応じ、落下前のおおよその状況を証言してくれました。聴取では、イザベラ様の暴挙を止められなかったことを、何度も詫びていました。聴取の後は真っ直ぐにイザベラ様の部屋に向かいましたので、今頃はイザベラ様に付き添っているでしょう」
「イザベラ様は今回の一件について、なにか口にしましたか?」
この問いかけに、ドクドール先生はゆるく首を横に振った。
「いえ。そもそもイザベラ様は、到底会話ができるような状況では……」
ドクドール先生の少し遠回しな物言いが気になった。
「もしかして、怪我を負っていたりとか?」
「もちろん外傷という意味では、なにも所見はありません。ただ、ずっと何事かブツブツとつぶやいていて、とても会話になりません。もともと神経質なところがあり、気質の難しい方ではあったが、今は正気すら怪しい状態です」
まさか、あのどさくさの中でどこか負傷したのではないかと思ったが、先生の答えは違うものだった。
「……そうですか」
「イザベラ様は今回の一件について、なにか口にしましたか?」
この問いかけに、ドクドール先生はゆるく首を横に振った。
「いえ。そもそもイザベラ様は、到底会話ができるような状況では……」
ドクドール先生の少し遠回しな物言いが気になった。
「もしかして、怪我を負っていたりとか?」
「もちろん外傷という意味では、なにも所見はありません。ただ、ずっと何事かブツブツとつぶやいていて、とても会話になりません。もともと神経質なところがあり、気質の難しい方ではあったが、今は正気すら怪しい状態です」
まさか、あのどさくさの中でどこか負傷したのではないかと思ったが、先生の答えは違うものだった。
「……そうですか」