秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
アズフィール様は白い歯をこぼし、柔和に語った。
アズフィール様の表情が、以前に比べずいぶんとやわらかくなっていた。それは私に対してだけではなく、他者に対しても言えること。
そして胸に灸頭鍼を施したあの日を境に、アズフィール様は私以外の女性と接触しても不快な症状が現れなくなっていた。
おそらく、イザベラ様から受けた幼少期の体験が、心に重く影響していたのだろう。そのトラウマが昇華し、イザベラ様の呪縛から解放されたことで症状が出なくなったのだと想像できた。
もちろんアズフィール様にとって喜ばしいことなのだけど、他の女性と接触しても涼しいままの顔をした彼を見て、私がほんの少し嫉妬したことは絶対に秘密だ。言えば彼は『二度と君以外の女性に触れない』と真顔で言ってくるだろうし、なんとしても有言実行するのが目に見えている。
私とて、王太子として賓客との挨拶やエスコート、やむを得ない場面があることはきちんと弁えているのだ。
アズフィール様の表情が、以前に比べずいぶんとやわらかくなっていた。それは私に対してだけではなく、他者に対しても言えること。
そして胸に灸頭鍼を施したあの日を境に、アズフィール様は私以外の女性と接触しても不快な症状が現れなくなっていた。
おそらく、イザベラ様から受けた幼少期の体験が、心に重く影響していたのだろう。そのトラウマが昇華し、イザベラ様の呪縛から解放されたことで症状が出なくなったのだと想像できた。
もちろんアズフィール様にとって喜ばしいことなのだけど、他の女性と接触しても涼しいままの顔をした彼を見て、私がほんの少し嫉妬したことは絶対に秘密だ。言えば彼は『二度と君以外の女性に触れない』と真顔で言ってくるだろうし、なんとしても有言実行するのが目に見えている。
私とて、王太子として賓客との挨拶やエスコート、やむを得ない場面があることはきちんと弁えているのだ。