秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
「えぇ。バラ園のバラはまさに今が見頃。とっても美しく咲き誇っているわ。招待客のみんなも、きっと喜んでくれるわね」
「たしかに満開のバラは美しいが、君の方が百倍美しい。こんなに美しくて心優しい君が未来の妻になるんだ、俺は世界一の幸せ者だ」
真っ直ぐに告げられた賛辞に、頬にカッと朱が上る。心を通じ合わせた後、アズフィール様は、愛を伝える言葉を惜しまない。嬉しい反面、私はまだ少し慣れなかった。
今も恥ずかし紛れに、俯き加減になってちょっと早口で告げる。
「もう、おだてたってなにもでません。アズフィール様、少し早いけどいきましょうか。ヴァーデン王子……いえ、ヴァーデンお兄様は遠方からだから、きっと時間に余裕をもって早めに到着しているわ」
……そう。いまだに信じられない思いなのだが、私がヴァーデン王子を『お兄様』と言い直したのは間違いでもなんでもない。
「たしかに満開のバラは美しいが、君の方が百倍美しい。こんなに美しくて心優しい君が未来の妻になるんだ、俺は世界一の幸せ者だ」
真っ直ぐに告げられた賛辞に、頬にカッと朱が上る。心を通じ合わせた後、アズフィール様は、愛を伝える言葉を惜しまない。嬉しい反面、私はまだ少し慣れなかった。
今も恥ずかし紛れに、俯き加減になってちょっと早口で告げる。
「もう、おだてたってなにもでません。アズフィール様、少し早いけどいきましょうか。ヴァーデン王子……いえ、ヴァーデンお兄様は遠方からだから、きっと時間に余裕をもって早めに到着しているわ」
……そう。いまだに信じられない思いなのだが、私がヴァーデン王子を『お兄様』と言い直したのは間違いでもなんでもない。