秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
「え、ええ。伺っていたので、一応お腹も見てみました。痣などにもなっていませんし、こちらは特に問題ないと思いますよ。もちろん、私は医者ではないので、詳しくはお医者様に診てもらわないとわかりませんが……」
語れば語るほど、嘘が折り重なっていく。
「そうですか、よかった! あなたに肩の傷を処置してもらって、こんなに楽そうになったんだ。そのあなたたが言うんだから、ひと安心だ。あぁ、もちろんこの後、家内が連れてくる医師にちゃんと診てもらいますがね」
「あの、後のことをお願いしてもいいでしょうか。すみませんが私、少し急いでいて」
この場に医療に通じる者がいないからなんとか誤魔化せているが、これ以上はうまくない。男性の処置は終わったのだ。ならば、この上長居は無用だ。
「もちろんです! 医師が来るまで我々が付いていますので、どうぞ行かれてください。お忙しいところ応急処置を引き受けていただいて、本当にありがとうございました」
「とんでもないです。では、すみませんが失礼します」
語れば語るほど、嘘が折り重なっていく。
「そうですか、よかった! あなたに肩の傷を処置してもらって、こんなに楽そうになったんだ。そのあなたたが言うんだから、ひと安心だ。あぁ、もちろんこの後、家内が連れてくる医師にちゃんと診てもらいますがね」
「あの、後のことをお願いしてもいいでしょうか。すみませんが私、少し急いでいて」
この場に医療に通じる者がいないからなんとか誤魔化せているが、これ以上はうまくない。男性の処置は終わったのだ。ならば、この上長居は無用だ。
「もちろんです! 医師が来るまで我々が付いていますので、どうぞ行かれてください。お忙しいところ応急処置を引き受けていただいて、本当にありがとうございました」
「とんでもないです。では、すみませんが失礼します」