秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
俺は七歳くらいだろうか。肩に届く長さの髪を無造作に下ろし、丸い頬にくりくりとしたグリーンの瞳を細めて笑う俺は、四人も姉がいる影響もあってか、どこか少女めいて見えた。
『もういいかい?』
二番目の姉・メアリが大木の幹に顔を伏せたまま問いかける。
『まーだだよ』
幼い俺は大きな声で答え、髪を肩で揺らしながら若葉が瑞々しく茂る木々の間を走りだす。三番目の姉と四番目の姉、そして長姉のイザベラも方々に走り去っていく。
どうやら俺は、姉たちとかくれんぼをして遊んでいるようだった。
場所は、王宮裏に隣接する十ヘクタールほどの広さの樹林公園。ここは国立研究所が希少樹木の生態調査のために所有管理していた。自然に近い状態での調査を目的としており、王都の中心──それも王宮と敷地を接する好立地にありながら、手つかずに近い自然が堪能できる穴場だった。ただし公園とは名ばかりで、研究員以外は本来立ち入り禁止だ。
『もういいかい?』
二番目の姉・メアリが大木の幹に顔を伏せたまま問いかける。
『まーだだよ』
幼い俺は大きな声で答え、髪を肩で揺らしながら若葉が瑞々しく茂る木々の間を走りだす。三番目の姉と四番目の姉、そして長姉のイザベラも方々に走り去っていく。
どうやら俺は、姉たちとかくれんぼをして遊んでいるようだった。
場所は、王宮裏に隣接する十ヘクタールほどの広さの樹林公園。ここは国立研究所が希少樹木の生態調査のために所有管理していた。自然に近い状態での調査を目的としており、王都の中心──それも王宮と敷地を接する好立地にありながら、手つかずに近い自然が堪能できる穴場だった。ただし公園とは名ばかりで、研究員以外は本来立ち入り禁止だ。