秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
当然、俺も大人たちから立ち入らぬよう言い含められていたが、冒険は子供の大好物。俺は度々大人たちの目を盗み、この樹林に入って遊んでいた。
ちなみに俺が七才ならば、共にかくれんぼに興じる長姉のイザベラは成人を間近に控えた十七歳。二番目から四番目の姉たちにしても物の分別がわからぬ子供ではない。本来なら、俺を止めるのが筋だ。しかし、イザベラは普段から、大人たちに内緒で調教中のドラゴンがいるドラゴン舎にこっそり連れていってくれたり、異国の香や食べ物など珍しい物を分けてくれたり、俺に寛容だった。おそらくこの日も、ひとり樹林に向かう俺に気づいて、遊びに付き合ってくれたのだろう。他の姉たちもそんな長姉を倣ったに違いない。
なんにせよ、きょうだいの中でひとりだけ年が離れた末子の俺は、いつだって年長の姉たちに構ってもらえることが嬉しくて仕方なかったのだ。
『……よし、この木の上ならきっと見つからないぞ』
ちなみに俺が七才ならば、共にかくれんぼに興じる長姉のイザベラは成人を間近に控えた十七歳。二番目から四番目の姉たちにしても物の分別がわからぬ子供ではない。本来なら、俺を止めるのが筋だ。しかし、イザベラは普段から、大人たちに内緒で調教中のドラゴンがいるドラゴン舎にこっそり連れていってくれたり、異国の香や食べ物など珍しい物を分けてくれたり、俺に寛容だった。おそらくこの日も、ひとり樹林に向かう俺に気づいて、遊びに付き合ってくれたのだろう。他の姉たちもそんな長姉を倣ったに違いない。
なんにせよ、きょうだいの中でひとりだけ年が離れた末子の俺は、いつだって年長の姉たちに構ってもらえることが嬉しくて仕方なかったのだ。
『……よし、この木の上ならきっと見つからないぞ』