秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
『ふふっ。その木は周囲の木よりも高い上、分かれ目の部分に体を預けられるでしょう。あなたが生まれる前から、何度となくその木に登ったものよ。そうしてよく、そこから私の国を眺めていたわ』
その言い回しに僅かな引っ掛かりを感じつつ、それよりも淑女然とした姉がいくら幼い頃のこととはいえ、木登りをしていたという事実が俺を驚かせた。
『嘘っ!? イザベラ姉様も木登りなんてして遊んでいたの?』
『……子供というのは好奇心の塊だもの。時に、大人が想像もしない行動を取るものよ』
姉は俺の質問になぜか是とも否とも答えず、口角を上げて笑みの形を作り、やや唐突とも思える言葉を口にした。
小さく首をかしげる俺に姉はフッと微笑んで手招いた。
『さぁ、いらっしゃい』
『どこに行くの?』
『可愛いアズフィール、特別にとびっきりの隠れ場所を教えてあげるわ』
『ほんと!?』
姉が口にした『特別』の一語に、俺はパァッと笑顔を弾けさせ、小走りで姉の背中を追った。
その言い回しに僅かな引っ掛かりを感じつつ、それよりも淑女然とした姉がいくら幼い頃のこととはいえ、木登りをしていたという事実が俺を驚かせた。
『嘘っ!? イザベラ姉様も木登りなんてして遊んでいたの?』
『……子供というのは好奇心の塊だもの。時に、大人が想像もしない行動を取るものよ』
姉は俺の質問になぜか是とも否とも答えず、口角を上げて笑みの形を作り、やや唐突とも思える言葉を口にした。
小さく首をかしげる俺に姉はフッと微笑んで手招いた。
『さぁ、いらっしゃい』
『どこに行くの?』
『可愛いアズフィール、特別にとびっきりの隠れ場所を教えてあげるわ』
『ほんと!?』
姉が口にした『特別』の一語に、俺はパァッと笑顔を弾けさせ、小走りで姉の背中を追った。