秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
姉は慣れた足取りで道なき道を奥へと進んでいった。俺はこれまで、ひとりでこんなに奥まで来たことはなかったけれど、姉が一緒なので不安はなく、好奇心でいっぱいだった。
途中、樹林内には珍しく一メートル以上はあろうかという大きな岩が転がっていた。
……へぇ! こんなところに岩なんて珍しいな。
俺は助走をつけて大きな岩をピョンと跨いだ。しかし、足を着地させた岩の向こう側が予想に反し下り坂になっており、思わず滑りそうになった。
『うわぁっ! 危なかったぁ~。この先って坂になって下ってたんだね。草のせいで、あっちからじゃわからなかったよ。それになんだか、すごく滑りやすい気がする』
『……数日前に降った雨のせいかしらね。気をつけて』
姉とふたり、勾配を慎重に下っていく。先頭を行く姉は、斜面が緩くなったところで足を止めた。姉の前には、太さにして二メートルはあろうかという老木があり、姉は腰を屈めて根もとを覆うように生えている草をかき分けた。
『ここよ』
途中、樹林内には珍しく一メートル以上はあろうかという大きな岩が転がっていた。
……へぇ! こんなところに岩なんて珍しいな。
俺は助走をつけて大きな岩をピョンと跨いだ。しかし、足を着地させた岩の向こう側が予想に反し下り坂になっており、思わず滑りそうになった。
『うわぁっ! 危なかったぁ~。この先って坂になって下ってたんだね。草のせいで、あっちからじゃわからなかったよ。それになんだか、すごく滑りやすい気がする』
『……数日前に降った雨のせいかしらね。気をつけて』
姉とふたり、勾配を慎重に下っていく。先頭を行く姉は、斜面が緩くなったところで足を止めた。姉の前には、太さにして二メートルはあろうかという老木があり、姉は腰を屈めて根もとを覆うように生えている草をかき分けた。
『ここよ』