すべての世界で、キミのことが好き❤~告白相手を間違えた理由
 そして、最近、ずっと欲しかったスマートフォンを手に入れた。

 相変わらず、朝、学校に行く時に悠真が前を歩いているんだけど、最近は、私が後ろにいるのに気がつくと、止まって私を待ってくれるようになった。そして歩く速さも合わせてくれるように。

 だから朝、一緒に登校するようになり、話すようにもなった。

 歩きながら、突然彼は言った。

「結愛も、スマホを買ってもらって、SNS、始めてみれば?」
「私がスマホ? でも、お金、親が払うことになるし……ダメって言われそう」
「聞くだけならタダでしょ。それに今、すごく安いプランもあるし。俺のスマホ、タダで手に入ったし、月額もかなり安いよ」

 うちは高校生になって、バイトをして、自分で稼いだお金でスマートフォンを買うスタイルだった。

 本当は友達といつでも連絡を取り合いたいし、SNSだってしたいけど、しょうがないなって。

 その悠真の一言から色々考えた私は、とりあえず聞いてみようかなって考えた。

 お母さんとお父さんに聞いてみて、安いんだよって話もしたら、意外にもすぐにOKしてくれた。

「出世払いね!」って。

 その言葉は冗談かもしれないけど

「します!」

って、はりきって返事をした。

 


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