すべての世界で、キミのことが好き❤~告白相手を間違えた理由
 どうして悠真は怒っているの? 

 しかも、陸くんをにらみつけている。陸くんは呆気にとられた表情をしていた。

 誰も話をせずに、なんだか気まずいまま三人で下校した。陸くんと別れ、悠真とふたりきりになる。

「悠真、どうしたの?」

「ってか……」

 悠真はなにか言いたそうにしていたけれど、彼は唇をぎゅっと噛みしめると、言葉を止めた。

「何?」

「別に……」

 遠くを見つめる彼を私は見つめていた。
 
 気まずい雰囲気。
 空気を変えたくて、私は言った。

「SNSって怖いよね」

「ん? 何かあったの?」

「あのね……ううん、なんでもない」

 言おうか迷ったけど、辞めた。

「じゃあ、また明日」
「おぅ」

 悠真はどうしたのだろう?
 私はどうすればよいのだろう。

 モヤモヤする。
 自然とため息がこぼれた。



< 23 / 131 >

この作品をシェア

pagetop