BeAST
放課後、一直線に橘の元へ行く。
「橘、色々迷惑かけた。悪い。」
急に来なくなって、いきなり俺の過去を聞かされて、お父さんの代わりに天馬やら耀介やらと面談して俺が鳳の人間として通うことに決まるまで、対応をしてくれたのは橘らしい。
上と話すだけで良かったらしいが、橘が最初に話を聞いた時に自分が対応したいと申し出たらしい。
まあ、俺は問題児だしな。
俺は頭を下げる。
これが筋だ。
周りも息を呑んで見ているらしい。
すると、頭に手が置かれた。
ポンポンと撫でて
「良かった」
やけにあったけえ声。
顔を上げれば、泣きそうな顔をしている橘。
「は?んだその顔」
「お前が戻ってきてくれて」
目が充血して言ってる気がする。
そんな橘に笑ってしまう。
「はははっ、橘って俺のこと好きな?」
「当たり前だろ!俺の生徒だぞ」
いいやつに担任になってもらったんだな。
「感謝してる。苦労かけたな。まあ、もうちょい面倒見てよ」
「面倒見るつもりじゃなきゃ、こんな問題児ばっかりのクラス持たねえよ」
1年の時暴れてるからな。
「つかお前、話し方どうにかしろ」
「ちゃんと話せますよ?私、財閥の令嬢になっちゃったんで、切り替えは任せてください」