魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました
「言われない。僕はこの国の第二王子だぞ。その辺の人間が無礼な口を利けるものか」

「じゃあ、これからは私が言ってあげる」

 第二王子だと言う割に、偉ぶる様子はない。むしろノインは自分が王子だということを、あまりよく思っていないように感じた。

「さっきの質問だけど、まず私はカーディフの貴族の家に生まれたの。かなり古い家柄なのもあって、先祖代々魔法師になるのが当然……みたいな。だけど私は魔力の適性がゼロで、錬金術への興味が強かった。──とか、いろいろ理由はあるんだけど、結果的に勘当されて、姓を名乗れないってわけ」

「メルヴィル家か?」

「なんでわかるの?」

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