魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました
 ノインはアベルが来ても立ち上がらず、私の身体にもたれていた。

「やっぱり魔法なんか使うもんじゃないな。死ぬほど疲れる」

「立てるか?」

「少し休めば平気だ。僕よりそこの女をどうにかしたほうがいい」

 エミリアはまだ気絶したままで、目覚める気配がない。だけど彼女の身体にも怪我はなかった。

「それと、リネット」

 ノインに言われてびくりと肩が跳ねる。

「なに?」

「さっきいた錬金術師たちと協力して、ポーションを用意したほうがいい。ドラゴンの攻撃に巻き込まれた人間もいるだろう」

「わかった。でも先に魔力ポーションを持ってくるね。あなたのほうが深刻そうだよ」

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