BAR
里沙は駅に向かって歩いていた。
−今日はどんなお客様がいらっしゃっるのかしら−

そう里沙は副業をやっていた。

電車に揺られて1時間そこが里沙の第二の仕事場であった

カランカラン♪

綺麗な鐘の音をバックに里沙はお店のどあを開けた。

「マスター!こんばんは!!今日も手伝いに来たんだけど、今何の仕事残ってるかしら?」

「あぁ里沙、こんばんは、今日はそんなに仕事残って無いから大丈夫だよ」

マスターは優しそうに笑ってそう言った。

この笑顔には里沙は弱いのだ。

他の仕事を探し里沙は店の前を箒で掃きはじめた。
そう−−ここは夜だけ開くBAR‘TENMARE'ノンアルコールカクテルから普通のカクテルまでなんでも揃っている。

マスターと里沙は他人だが里沙のこの店への思い入れがすごいため、仲良くなったのだ。



−pm7:00−
この店の開店時間である
今日は木曜日客の入りはまばらだがそれぞれに酒を楽しんでくれれば里沙はそれでよかった。


カランカラン♪
「いらっしゃっいませ」

すいませ−ん!
と言うのに反応したりと客は少ないと言っとも休む暇は無い位だった。





−pm12:00−
「ありがとうございました」

最後の客を送りだし店は終わった。

「里沙、今日もありがとね!遅いから気をつけて帰りな。」

マスターはそういい残すと裏に消えて言った。


大丈夫なのに・・・そんな事を考えながら里沙は家路に着いた。
< 2 / 17 >

この作品をシェア

pagetop