禁断の味はチョコレートのように
園内の動物を見ながら、二人の会話は弾んでいた。
翔太が詳しく動物の説明をしていると、子供が興味津々で聞いていて何故か見知らぬ子供に教えていたり、杏も久しぶりの動物園にあれこれ動物を見るのが楽しい。
「そろそろお昼にしよう。
店の中に食事する場所があるところと、外で食べるの、どちらがいい?
まぁ豪勢なのが無いのは勘弁で」
「気持ちが良いですしパラソルもありますから外にしませんか?」
「OK。外だとうどんとか蕎麦とか焼きそばとか、見事に麺類ばかりだな」
外に並ぶ店を見て翔太が言うと、杏も笑う。
「私はきつねうどんにしようかな」
「動物園だしね」
「親父ギャグですか?」
「ごめん、無かったことにして」
手を合わせる翔太に杏は笑い、席を取っていて欲しいと翔太に言われ杏は一つの席を確保した。
丸いテーブルに席は三つ。
後ろは大きな木でパラソルと木陰になって涼しい。
しばらくすると翔太がおぼんにうどんの器二つと飲み物を買ってきた。
支払うという杏に、後で甘い物でも買ってと翔太は言って二人で食事を始めた。
「どうしてあの会に所属したんですか?」
「ここで聞くんだ」
食べ始めて杏は聞きたかった事を聞けば、翔太は苦笑いする。