聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース
まだ話してる途中なのに遮られた。



「さっきから、ところどころなまってるんだけど。どこから来たの?」

「九州だけど……」

「遠いなー。どうやって来たの? 新幹線? 飛行機?」

「新幹線」

「何時間くらいかかった?」

「始発に乗って、着いたのがお昼を過ぎた頃だったから……6時間はかかってるかも?」



食いつきがいいな。夏休みに旅行でもするつもりなのだろうか。


最初は飛行機も考えたのだが、節約したかったのと、迎えに来る兄の負担を減らしたくて新幹線で行くことを選んだ。

しかし、乗り換えに大量の荷物(キャリーケースとボストンバッグ2つ)、おまけに起床時間は早朝5時。どっと疲れが押し寄せてきて、家に着いた途端寝てしまった。

兄が言うには、夕方まで爆睡していたらしい。



「進市はどこ出身?」

「え?」



純次くんが先ほど私にした質問を清水くんにも投げかけた。

後ろを向くと、清水くんは野菜を切っていた手を止めて目を丸く見開いている。
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