聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース




「──へぇ〜! ハムスターを!」

「アパートだったので、大きい動物が飼えなくて。女の子2匹と、男の子1匹飼ってました」

「そっかそっかぁ〜! 何の種類なの?」

「男の子はキンクマハムスターで、女の子はジャンガリアンハムスターです。前田さんちのワンちゃんは何の犬種でした?」

「雑種。色はチャコちゃんと同じ茶色で、性格はとにかく元気で、言うならヤンチャ坊主だった。じいちゃんになっても走り回っててさ〜……」



洗面所でシャツをもみ洗いしながら、仲睦まじげに語り合う彼らの会話に耳を傾ける。


キンクマとジャンガリアンかぁ。図案には柄は描かれてなかったから、キンクマのほうかな?

みんな可愛がってたとは思うけど、自分と同じ性別だし、男の子1人ってところも似てるし。


汚れが落ちたので水ですすぎ、タオルで優しく挟んで水分を吸い取った。

軽く畳んで袋に入れ、リビングに戻る。



「お待たせしましたー」



ドアを開けたら、服を見立てている最中だった。



「あ、やっと来た。汚れは落ちたか?」

「うん。ひとまず。着替えてる時にごめんね」

「大丈夫だよ。ありがとう」
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