聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース
肌着姿の彼に袋を渡し、そそくさとリュックを持って自室に逃げ込む。


細身でも、やっぱり男の子。

肩幅は私よりも一回り広く、鎖骨は水が溜まりそうなくらい太くくっきり。肘下は細めだけど、二の腕は程よく引き締まってて。


顔だけじゃなく、首もデコルテも白いんだなぁ。腕もスベスベで綺麗……って、なに勝手に回想してるんだ私は。


ブンブンと首を横に振ってリュックの中身を取り出していたら、「てるー、清水くん帰るってよー」と兄に呼ばれた。

荷物整理を中断し、彼を玄関先まで見送る。



「夜遅くにすみませんでした」

「いえいえこちらこそ。うちのおてんば愚妹がご迷惑をおかけしました」



深々と頭を下げ合う2人。


ストライプ柄よりも、やや主張の強いゼブラ柄のニット。

やっとのことで見つけたパーカーは、『ジャケットの色と合わないから』と即刻却下されてしまった。まぁ、似合ってるからいいのだけども。



「こんな妹ですが、今後も仲良くしてやってくださると嬉しいです」

「はい、もちろんです。じゃあね、前田さん。また木曜日に」

「うん。またね」
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