聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース
「なに、急に」

「そういえばまだ聞いてなかったなーって。確か伯父さんの家に住んでるんだよな?」

「まぁ……うん」



へぇ。しっかり者そうだから、てっきり一人暮らしか寮に入っているのかと。

歓迎会の時、2人とも同じテーブル席だったから、恐らくそこで話したんだろう。


眉間の薄いシワと歯切れの悪さが気になりつつも、返答を待つけれど……。



「逆にどこだと思う?」

「え、なんかクイズ始まったんだけど」

「お客さんと円滑なコミュニケーション取りたいんでしょう? 練習だと思ってやってみてよ」



中断されたのがよっぽど嫌だったのか、そう簡単には教えてあげないみたい。

一方純次くんはやる気に火がついたようで、腕まくりをしている。



「では早速。あなたは夏生まれですか? 冬生まれですか?」

「冬です」

「ふむ。なら、暑がりさん?」

「いえ。寒がりです」
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