聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース
蓋を閉めておぼんに戻し、お粥を手に取る。
サラッと想い人扱いされたけど、突っ込む気力も湧かず。ただただ、彼女への感謝と申し訳なさで頭がいっぱい。
今、なんでも使える魔法を授けてもらえるとしたら、時間を巻き戻したいと切実に思う。
「まぁでも、無事に帰ってこれたわけだしさ。次から気をつければいいんだから」
「うん……」
「若気の至りってことで、大目に見てやるよ」
優しくポンポンと肩を叩く誠くん。「また1時間後に来るな」と言い残すと、部屋を出ていった。
お粥を一口食べて、机の横に吊り下げられたカレンダーを眺める。
先日から始まった大型連休。
移住前は家族でキャンプに行ったり、早朝に出発して観光地巡りをしていた。
大学生になってからはサークル活動でしょっちゅう外出しているので、ここ数年は家でゆったり過ごしている。
前田さんは、今日はバイトなんだっけ。
主に早番が多いと聞いていたから、今頃出発準備に取りかかっているんだろうか。
「……今日はやめとこ」
お詫びの菓子折りを持って来店しようかと、一瞬、脳内をよぎったけれど。
昨日の今日で、相手もまだ困惑が続いているはず。
純粋で優しい彼女のことだ。表は平常心を保てたとしても、動揺するあまり上の空になってしまうかもしれない。
仕事の邪魔はしたくない。
お詫びだとか謝罪の前に、まずは自身の体調を回復させることが最優先だ。
そう言い聞かせて朝食を平らげた。
サラッと想い人扱いされたけど、突っ込む気力も湧かず。ただただ、彼女への感謝と申し訳なさで頭がいっぱい。
今、なんでも使える魔法を授けてもらえるとしたら、時間を巻き戻したいと切実に思う。
「まぁでも、無事に帰ってこれたわけだしさ。次から気をつければいいんだから」
「うん……」
「若気の至りってことで、大目に見てやるよ」
優しくポンポンと肩を叩く誠くん。「また1時間後に来るな」と言い残すと、部屋を出ていった。
お粥を一口食べて、机の横に吊り下げられたカレンダーを眺める。
先日から始まった大型連休。
移住前は家族でキャンプに行ったり、早朝に出発して観光地巡りをしていた。
大学生になってからはサークル活動でしょっちゅう外出しているので、ここ数年は家でゆったり過ごしている。
前田さんは、今日はバイトなんだっけ。
主に早番が多いと聞いていたから、今頃出発準備に取りかかっているんだろうか。
「……今日はやめとこ」
お詫びの菓子折りを持って来店しようかと、一瞬、脳内をよぎったけれど。
昨日の今日で、相手もまだ困惑が続いているはず。
純粋で優しい彼女のことだ。表は平常心を保てたとしても、動揺するあまり上の空になってしまうかもしれない。
仕事の邪魔はしたくない。
お詫びだとか謝罪の前に、まずは自身の体調を回復させることが最優先だ。
そう言い聞かせて朝食を平らげた。