聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース
◇
翌日。バイトが終わった日曜の夕方。
「こんばんは。お1ついか……おおっ、前田さん」
「清水くん……!」
食料品を購入しに近所のスーパーに寄ったら、お祭りの法被を着た清水くんと遭遇した。
「バイト? お疲れ様です〜」
「ありがとうございます。お1つどうですか?」
「んー、受け取ったら勧誘始まるんでしょう? 怪しいツボとか高い化粧品とか売りつけない?」
ティッシュを受け取ろうとした手を引っ込めると、くははっ! と盛大に吹き出し笑いされた。
「売りつけないよ。化粧水の写真載ってるけど、ただのティッシュだし」
「本当に?」
「本当です。法被着てるのはさっきまでイベントやってたからで。そんな怪しく見える?」
「だって、『都会は悪意に満ちあふれた人がいっぱいいるから、一見感じが良さそうでも安易に物は受け取るな』って、お父さんとお母さんが言ってたもん」
「ご両親、よく都会行き許してくれたね。あながち間違いではないけども」
翌日。バイトが終わった日曜の夕方。
「こんばんは。お1ついか……おおっ、前田さん」
「清水くん……!」
食料品を購入しに近所のスーパーに寄ったら、お祭りの法被を着た清水くんと遭遇した。
「バイト? お疲れ様です〜」
「ありがとうございます。お1つどうですか?」
「んー、受け取ったら勧誘始まるんでしょう? 怪しいツボとか高い化粧品とか売りつけない?」
ティッシュを受け取ろうとした手を引っ込めると、くははっ! と盛大に吹き出し笑いされた。
「売りつけないよ。化粧水の写真載ってるけど、ただのティッシュだし」
「本当に?」
「本当です。法被着てるのはさっきまでイベントやってたからで。そんな怪しく見える?」
「だって、『都会は悪意に満ちあふれた人がいっぱいいるから、一見感じが良さそうでも安易に物は受け取るな』って、お父さんとお母さんが言ってたもん」
「ご両親、よく都会行き許してくれたね。あながち間違いではないけども」