年下男子は恋愛対象になりますか?
「な、なんでもない……!」
咄嗟に手を後ろに隠したけど、赤くなった顔は隠せない。
澄ました顔で「怪我した」とか適当に答えればいいだけなのに、自ら墓穴を掘ってしまった。
「あれれー?由夏、顔真っ赤だよ?急にどうしたのかなぁ?」
からかうように佑介が聞いてくる。
隼人君と一緒にいたの知ってるんだから、そんなこと聞いてこないでよ。
ここに母親がいないのがせめてもの救いだった。
「なんでもない!ちょっと怪我したから絆創膏貼ってるだけ!」
お願いだから、これでこの話は終わりにして。
「…………キモ」
佑介と対照的な表情をしている健太が、ボソッと吐き捨てる。
「き、キモくてごめんね!用が済んだならさっさと帰ってくれない!?」
「言われなくても帰るっつーの。佑介、帰るぞ」
「えー」
健太がドアの方を向いた時、ガチャっと玄関のドアが開いた。
「あら、お邪魔だったかしら?」
咄嗟に手を後ろに隠したけど、赤くなった顔は隠せない。
澄ました顔で「怪我した」とか適当に答えればいいだけなのに、自ら墓穴を掘ってしまった。
「あれれー?由夏、顔真っ赤だよ?急にどうしたのかなぁ?」
からかうように佑介が聞いてくる。
隼人君と一緒にいたの知ってるんだから、そんなこと聞いてこないでよ。
ここに母親がいないのがせめてもの救いだった。
「なんでもない!ちょっと怪我したから絆創膏貼ってるだけ!」
お願いだから、これでこの話は終わりにして。
「…………キモ」
佑介と対照的な表情をしている健太が、ボソッと吐き捨てる。
「き、キモくてごめんね!用が済んだならさっさと帰ってくれない!?」
「言われなくても帰るっつーの。佑介、帰るぞ」
「えー」
健太がドアの方を向いた時、ガチャっと玄関のドアが開いた。
「あら、お邪魔だったかしら?」