年下男子は恋愛対象になりますか?
「皆さんのご想像におまかせしまーす。それより、そろそろ移動しないとまずくないですか?」
就業時間間近だったので笑って誤魔化したけど、休憩中などにも聞かれるので苦笑いするしかなかった。
彼氏が出来たって話すと根掘り葉掘り聞かれるだろうし、今はとても話す気になれない。
定時になり駐車場に向かって歩いていると、鞄の中に入れていたスマホが振動した。
頭の中では違うだろうなと分かっているのに、それでも僅かに期待してしまう。スマホを見て悲しくなるのは、これで何度目だろう。
隼人君、今何してるかな……
あ、そういえば今日からバイトって言ってたっけ。
「さっきからため息ばかりついてますけど、先輩何かありました?」
いけない。まだ会社の敷地内だった。
気を抜くとすぐに引っ張られてしまう。
「え、それはごめん!かなりウザかったでしょ」
「悩み事があるなら何でも聞きますからね!何なら今から飲みに行っちゃいます?」
「ありがと。でも今日はさすがに悪いから、週末で暇な時あったら付き合ってもらおうかな」
任せて下さい!と笑顔で言ってくれた後輩に救われたのと同時に、自分自身が情けなくなった。
就業時間間近だったので笑って誤魔化したけど、休憩中などにも聞かれるので苦笑いするしかなかった。
彼氏が出来たって話すと根掘り葉掘り聞かれるだろうし、今はとても話す気になれない。
定時になり駐車場に向かって歩いていると、鞄の中に入れていたスマホが振動した。
頭の中では違うだろうなと分かっているのに、それでも僅かに期待してしまう。スマホを見て悲しくなるのは、これで何度目だろう。
隼人君、今何してるかな……
あ、そういえば今日からバイトって言ってたっけ。
「さっきからため息ばかりついてますけど、先輩何かありました?」
いけない。まだ会社の敷地内だった。
気を抜くとすぐに引っ張られてしまう。
「え、それはごめん!かなりウザかったでしょ」
「悩み事があるなら何でも聞きますからね!何なら今から飲みに行っちゃいます?」
「ありがと。でも今日はさすがに悪いから、週末で暇な時あったら付き合ってもらおうかな」
任せて下さい!と笑顔で言ってくれた後輩に救われたのと同時に、自分自身が情けなくなった。