年下男子は恋愛対象になりますか?
こないだ会った時から1週間も経っていないのに、ものすごく久しぶりに顔を見たような感じがした。

「大丈夫ですか?今、水持ってきますね」

「やだ。行かないで」

咄嗟に手を伸ばして、移動しようとしていた隼人君の服を掴む。酔っているせいか全然力が入らなかった。

あれ、でもこれって夢じゃ……?

「すぐ戻ってきますから」

「それでもダメ。どこにも行かないで」

やっと会えたんだから、僅かな時間だとしても離れたくない。

少し困ったような表情を浮かべたのち、私の顔の近くに腰かけてくれた。嬉しい。

掴んでいた服を離し、隼人君の手を私の頬にくっつける。

「由夏さんって酔うと甘えるタイプなんですね。お酒強いって言っていませんでしたっけ?どこにも行きませんから今日はゆっくり寝て下さい」

ぼんやりとした視界の中、優しく微笑んでくれたのが見えた。隼人君の手に触れて安心したのか眠気が襲ってくる。

「一緒に寝よ?」

「何言ってるんですか。そんなこと言うと俺に襲われちゃうかもしれませんよ?それよりコンタクト外せます?着替えは俺の服で良いですよね?あ、でも下着が……」

「大きめのTシャツだけ貸してくれたら下着なくても大丈夫だよ。隼人君が嫌じゃなければ、だけど」
< 489 / 755 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop