年下男子は恋愛対象になりますか?
「えーっと、由夏……さん?俺さっき言いましたよね、キスしたら止められなくなりそうだって」

その言葉にコクンと頷く。

「そう言ってくるってことは、俺の都合のいいように考えちゃいますけど……」

「い、嫌なら別にいいよ」

触れたい気持ちが勝ってるとはいえ、こんなふうに聞かれたら恥ずかしさも復活するわけで。耳まで熱くなったのが分かる。

それに、何この時間。お互いの目を見ながらこんなこと話してるなんて恥ずかしすぎるよ。

「嫌なわけないじゃないですか。由夏さん、こっちに来て下さい」

そう言って両手を広げられた。
どうしようかと思ったけど素直に従って、あぐらをかいて座っている隼人君の上に乗る。

「……これでいい?重くない?」

落ちないよう首に腕を回し、隼人君を上から見おろす。一瞬驚いたような顔をしていたけど、すぐに笑顔になった。

「全然重くないですよ。乗ってくれるとは思ってなかったので嬉しいです」

「え、そうなの!?ごめん」

慌てて身体を動かそうとしたら、腰をギュっと抱きしめられて阻止される。

「この体勢だと俺からはキス出来ないんで、由夏さんからして下さいね?目閉じた方がいいですか?」

そうだった。隼人君は意地悪なところもあるんだった。

不意を突いて触れるだけのキスをすると、荒々しく口を塞がれた。私は今、茹でダコみたいな顔をしていると思う。
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