年下男子は恋愛対象になりますか?
「隼人君見て、ライブ仲間からこんなにメッセージきてたよ。今年は地元の大学にも来てくれるんだって」

上半身を起こして、スマホ画面を隼人君の方に向ける。嬉しくて顔が緩む。

カーテンを開け終えると今度は隣に座って、私の肩に頭を乗せてきた。今日の隼人君はいつもと少し違う。でも、嫌じゃない。

「大学にですか?」

「うん、学園祭。これからの時期はいっぱいライブに行けるから楽しみだなー」

スクロールして一緒に画面を見ている間も、メッセージとスタンプが飛び交っている。

見ていただけで何も返していなかったので、後半は『由夏はまだ寝てるの?』とか『起きるの遅』とか『早く起きろ』とか私に対する内容ばかりだったけど。

「はは、由夏さんが話題の中心になってるじゃないですか。男女問わず仲が良いんですね」

「うん、このグループの皆とは仲が良いよ。ライブ終わったら必ずカラオケ行くし、住んでる場所バラバラなのにライブない日も集まって遊んだりして……る」

隼人君と付き合ってからはライブがなくて考えたことなかったけど、仲が良いグループの中には異性も数人いるわけで。

全員呼び捨てなのはメッセージを見て気が付いただろうし、とっても無神経なことをしてしまったのではないかと青ざめた。

表情を確認したくても、この体勢だと顔が見えない。

「あ、美樹さんからも早く起きろって連続で届いてますよ?返信した方がいいんじゃないですか」

声の感じは明るいけど、きっと嫌だよね。
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