年下男子は恋愛対象になりますか?
確かにそうかもしれない。

美樹と電話した後に連絡してみてもいいかなとは思ったけど、電車が揺れていなかったらあんなに早く追加することはなかったはず。

隼人君の言う通り、しなかった可能性だって考えられるわけで。

何かのタイミングが少しでもずれていたら、今こうして一緒にいることはなかったのかな。

「由夏さん、そこは嘘でもそんなことないよって言って下さいよ」

「え?あ、そんなことないよ」

「はは、遅すぎますって。色々な偶然が重なって俺達は付き合えてるんですよね。だから、どういう理由であれ嬉しいです」

隼人君の笑顔を見る度もっと一緒にいたくなる。そろそろ帰らないと本当にまずいかも。

「コーヒーごちそうさま。飲み終わったし帰るね」

その場から逃げるように立ち上がり、シンクにマグカップを持っていく。洗ってから帰ろうとしたら横からスポンジを奪われた。

「後で俺がやりますから。すみません、スマホ取ってくるんで少しだけ待っていて下さい。車まで一緒に行きましょう」

お言葉に甘えて玄関に移動すると、隼人君もすぐにやってきた。靴を履き2人で外廊下に出る。

出る前にキスしてくれると思っていたのは内緒。

隼人君は好きな気持ちが同じくらいになったって言ってたけど、私の方が好きになってる気がするよ。
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